キユーピーは、マウスを使った研究で、ヒアルロン酸を経口投与すると、ＵＶ(紫外線)の皮膚ダメージを抑制できることを突き止めました。
キューピーは、ヒアルロン酸の様々な機能性の研究を手掛けていますが、ご存知の通り、最近ではヒアルロン酸は「肌のうるおいを与えて維持」する機能がある化粧品として普及しております。
また、サプリメントでも販売されていますが、ヒアルロン酸を食べることで、肌水分を保持する機能や変形性膝関節症の症状を和らげることも広く知られています。
ＵＶ（紫外線）を継続的に浴びることで、紫外線暴露が原因で肌の老化が進み、シワが形成されます。
特にＵＶＡは、肌の深部へ影響を及ぼします。ＵＶ(外線)の照射に対して、何らかの手当てをして、皮膚のダメージを抑えなければなりません。
研究の結果、ＵＶ(紫外線)に照射されると皮膚の水分量は低下しますが、ヒアルロン酸の経口投与で、皮膚の水分量の低下を抑えられることが分かっています。
また、ヒアルロン酸の経口投与により、シワの形成が抑えられることもわかっています。
"日やけメカニズム"を解明する「ＵＶＳＳＡ遺伝子」を発見
"日やけメカニズム"の解明の糸口となる「ＵＶＳＳＡ遺伝子」が発見されました。
これは、長崎大学とカネボウ化粧品が長年の研究により培ってきた光DNA修復研究から分かってきたことです。
この研究成果を更に進めて、健常人のDNA修復機構に対して「UVSSA遺伝子」の働きを更に詳しく研究していくとしています。
「UVSSA遺伝子」の働きの強弱で、個々人の日焼けに及ぼす影響についても、研究がすすんでいます。
今後、ＵＶ（紫外線）の危険度が増加することは明らかであることから、健常人の日焼けのメカニズムを解明し、日焼けをしにくい肌へと導くための研究を継続的に実施していくとしています。
また、遺伝子の傷を修復する仕組みに欠陥があるとされる、コケイン症候群と比較することで、老化のメカニズムを解明することも研究開発の目標にしています。
日本の紫外線（ＵＶ）対策は遅れている
昔は、真夏の日焼けした肌は、賞賛され健康のシンボルとなっていました。
しかし、オゾン層が破壊されて紫外線（ＵＶ）の危険性が分かってきた今日では、普段の生活で、いかに紫外線（ＵＶ）から肌を防御して、肌の健康を維持することが大切であるかが訴えられています。
子どもは勿論の事、赤ちゃんを外に連れ出すときでさえ、日焼けをさせないように細心の注意が必要です。
紫外線（ＵＶ）は、肌の「しみ」「しわ」の原因になりますが、皮膚がんや白内障の発症率を高めることが広く知られています。
欧米などでは、以前から紫外線の有害性を認識しており、国を挙げて国民を守るために様々な啓蒙活動がされてきました。
日本では、最近まで危険性が認知されておらず、今日でさえ、「シミ」や「シワ」などの美容面からいわれることが多く、紫外線（UV）ケアを徹底している国々に比べて、認知活動や対策がすごく遅れているのが現状です。
また、日本ではUVケアは成人女性の問題だといった認識が強いのですが、欧米諸国では赤ちゃんや子どもにもＵＶケアに関して、注意が喚起されています。
赤ちゃんや子どもの時にUVケアをしていなければ、大人になってからの健康や肌の美容に大きく影響します。
当サイト及びリンク関連サイトでは、紫外線の悪影響や日焼け止めクリーム選び方塗り方、日焼け止めの種類やSPF・PA、皮膚がん、白内障から防御する帽子、サングラス(眼鏡)、日傘など、紫外線に関する情報を提供し認知や喚起を促しています。
女性の健康や美容については、もちろんのこと男性をはじめ、赤ちゃんや子どもがいらっしゃるご家族の方も知識を高めて頂きたいと思います。
UV（紫外線）対策の基礎
まずは日焼け止めの選び方の知識を持ちましょう。
日差しが少し強くなり若葉が萌える４月から５月頃になると、UV（紫外線）対策が必要となります。
毎年、どの種類の日焼け止めを使おうかと迷う方も多いようです。
年を重ねていくたびに、UV（紫外線）対策は最良だったのかと不安になります。
顔や手のシミ、シワなどが少しずつ増えて、歳のせいだけてはないように思ってしまいがちです。
基本に戻って日焼けUV（紫外線）対策の最良の方法で対処しましょう。
まず、日焼け止めの選び方の知識を持ちましょう。
紫外線(UV)は、お肌の老化の原因となりますから、紫外線(UV)は、シミ、シワだけでなく、たるみの原因ともなり、肌の老化を加速させてしまいます。
みずみずしく、若々しいお肌を保つことは、女性だけの願いではありません。
メンズエステという言葉が示すとおり、男性でも綺麗な肌でいたいのです。
また、オゾン層が破壊されていのすので、極力紫外線に当たらない事が大切です。
手遅れにならない様に、しっかりUV（紫外線）対策しましょう。
日焼け止めの選び方のポイント。「ＳＰＦ」と「ＰＡ」とは？
◎その１
日焼け止めの対策を誤ってしまうと、日焼け止めどころか別の肌トラブルまで引き起こしてしまいます。
日焼けを防止の効果的な方法として、屋外で過ごす時間の長さや時間帯によって、日焼け止めの強さを調整することで、お肌への負担も軽くすることができます。
お肌は、とてもデリケートですので、細心の注意が必要な事は言うまでもありません。
本格的なUV（紫外線）対策は、４月頃から秋までと長い期間になります。
屋外の時間帯や場所が日光の当たる場所か日陰なのかによって、日焼け止めの強さを加減し、少しでもお肌のトラブルを防ぎましょう。
◎その２
日焼け止めクリームやオイルには強さがあり、その見方を知っておく必要があります。
日焼け止めクリームやオイルには、ＳＰＦ、ＰＡという2種類の強度です。
「ＳＰＦ」は、紫外線のＢ波であるＵＶＢをカットする力を示す値であり、皮膚がんの原因となるのが、この紫外線Ｂ波と言われるものです。
また、シミやそばかすの原因もこの紫外線Ｂ波です。
紫外線Ｂ波を防ぐのが「ＳＰＦ」です。
（春・夏のＳＰＦの目安）
日中の家の中 SPF10 から 18
洗濯もの干し SPF10 から 20
公園へ散歩 SPF15 から 30
ゴルフ・テニス SPF30 から 50
夕方の買い物 SPF10 から 20
日中車の運転（30分以上）SPF15 から 30
SPF1は、大よそ15分から20分の時間、日焼けしないという意味です。
例えば安全を考慮して、SPF1＝15分とすればSPF8＝約２時間日焼けしないという意味です。
屋外で過ごす時間に合わせ、ＳＰＦの数値から、日焼け止めクリームやオイルを選ぶ時に参考にしてください。
必要以上の強度の強い日焼け止めクリームやオイルを使うと、お肌にも良くありません。
次にＰＡは、紫外線Ａ波（ＵＶＡ）の防止効果です。皮膚を黒くしたり、シワやたるみの原因となるのが、この紫外線Ａ波です。
「ＰＡ＋＋」のように、ＰＡの後に付いている＋記号が多いほど防止効果が強く、また数字や＋記号が多いほど日焼け止めの効果も大きいという事です。
紫外線(UV)からお肌を守るサプリメント素材と食品
◎アスタキサンチン
紫外線(UV)から、お肌を守る効果のあるサプリメント素材として、アスタキサンチンがあります。
アスタキサンチンは、エビやカニになどの甲殻類や紅鮭、イクラ、鯛などの魚介類の赤い色の素になる色素物質です。
アスタキサンチンの抗酸化力は、ビタミンＥの数百倍あります。またβカロテンの数百倍もあるといわれています。
脂肪に溶ける性質があり、血液中のコレステロールの酸化を抑え、血管の壁を保護する作用もあります。
紫外線(UV)からお肌を守るためのアスタキサンチンは、活性酸素の中で一番毒性が強く、紫外線を浴びると皮膚の細胞に発生する一重項の酸素に対して、優れた効果を発揮しますので、シワやシミの予防や肌荒れを抑制します。
◎ルティン
紫外線(UV)から目の網膜を守ってくれるサプリメント素材としてルテインがあります。
ルテインはブロッコリーやケール、マリーゴールドなどに豊富に含まれます。
また、人では眼に多く存在している抗酸化作用のあるカロテノイドは、眼の網膜の横斑部や水晶体、乳房や子宮頸管部に蓄積されています。
体内には、２０種類のカロテノイドが存在していますが、眼の網膜の横斑部に存在しているのは、ルテインとルテインから合成されるゼアキサンチンだけです。
この２種類のカロテノイドが、横斑部や水晶体に蓄積され、活性酸素による酸化から眼を守ってくれます。
眼が紫外線を直接受けると、網膜や水晶体に活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素が多く発生すると、加齢性横斑変性症や白内障のリスクが高まります。
ルテインは、紫外線(UV)からの眼のダメージを防ぎ、横斑変性症や白内障のリスクを低減する作用があります。
食品では、ほうれん草やブロッコリー、ケール、スイートコーンなどの緑黄色野菜や卵黄などに、果物では桃、オレンジなどに含まれていますが、含有量はさほど多くありません。
最も多く含まれている食品は、ハーブで知られるメキシコ産のマリーゴールドの花弁です。
春先から夏にかけて、マリーゴールドのハーブティを冷蔵庫で冷やして頂くと気持ちもリラックスしてとても良い効果があります。
注意しておきたいまとめとポイント
注意する点は、「ＳＰＦ」の数値の多いほど、皮膚をUV（紫外線）から守る日焼け止め効果が高いメリットがありますが、逆にお肌にも負担をかけてしまいます。
日焼け止めには、主に紫外線錯乱剤と紫外線吸収剤の２つの成分が含まれています。
この成分が、お肌を乾燥しやすくさせるので、肌荒れを引き起こしてしまいます。
日焼け止めは、お肌に負担が掛かってしまうので、自宅に帰ったらなるべく早く落としましょう。
これまで述べてきました通り、ＵＶ（紫外線）を浴びる時間や環境によって、日焼け止めのつける量を調節しましょう。
普段、近所のスーパーなどにお買い物へ行く程度の外出であれば、「ＳＰＦ２０」「ＰＡ＋＋」位の強度の日焼け止めでよいでしょう。
自宅にいる場合でも、窓際では紫外線を浴びてしまう場合もありますので、弱めの日焼け止めをつけておけば、日焼けやお肌の荒れにも安心です。
自分の生活環境に合った日焼け止めの使用に心がけましょう。
関連ページ
- ＵＶ日焼止めクリームの塗り方 5つのポイント
- クリームの量が少なすぎると効果が少ないし、多すぎてもお肌に負担がかかります。上手な塗り方アドバイスします
- ＵＶＡとＵＶＢ、「光線過敏症」
- 紫外線の知識を持ちましょう。ＵＶＡとＵＶＢ、光線過敏症などの知識を持って日焼止めの対策を講じましょう
- 赤ちゃん・子どもを紫外線から守ろう
- UV 日焼け止めの知識を持って、赤ちゃん・子どもを紫外線を紫外線から守りましょう。無添加の子供用の日焼け止めクリームもあります
- 紫外線の日焼止めには無添加がお薦め
- 日焼止めには無添加がお薦めです。日焼止めクリームのご紹介します。日焼け止めの知識を持って、紫外線から肌を守りましょう
- 紫外線対策 柑橘系果物のソラレンはシミ・シワの原因
- 危険な生活習慣と食べ物を知っておきましょう。柑橘系の果物や野菜に含まれているソラレンと紫外線が結合するとお肌の大敵 シミやシワの原因になります。予防法をご紹介
- 7月から8月に増加する紫外線UVBは皮膚がんの危険性
- ＵＶ日焼け止めクリームの塗り方についてアドバイス、お肌はデリケートですので優しく塗りましょう。7月から8月に増加する紫外線UVBは皮膚がんの危険性があります
- 紫外線対策 間違っていませんか？
- あなたの紫外線対策間違っていませんか。ＵＶ日焼け止めクリームの塗り方についてアドバイス、お肌はデリケートですので優しく塗りましょう
- 紫外線対策・食べ物・安眠を怠ると肌の劣化が加速
- 紫外線対策・食べ物・安眠を怠ると肌の劣化が加速します。お肌に負担がかからないように食材をバランス良く食べましょう
- ＵＶのカット率が高い・帽子の選び方
- 帽子は紫外線のカット率が非常に高いのです。帽子の選び方をご紹介をご紹介します
- 日陰や部屋に散乱光、紫外線は雨や曇りでも降り注ぐ
- 部屋には散乱光が降り注ぎ、紫外線は雨や曇りの日も降り注いでいますので注意が必要です
- 目も日焼けして障害を起こす、紫外線対策
- 目も日焼けして障害を起こしますので、紫外線対策が必要です。サングラスなどで紫外線を防御しましょう
- シミが消え、きれいなお肌に／ＮＨＫためしてガッテン
- シミが消え、元の肌に戻るＮＨＫためしてガッテン、「赤いシミ」は皮膚がんになる可能性があり、「茶色のシミ」は皮膚がんの可能性は低いとのことです
