糖尿病辞典

胃の部分切除で糖尿病改善

 

重度の肥満には手術も選択肢

胃の部分切除で糖尿病改善

 

食事療法、運動療法そして薬事療法によるダイエットを試みたがいっこうに改善しない人も多くいます。

 

もともとの体質や遺伝などの影響もあると考えられています。

 

肥満は、糖尿病やその他の生活習慣病と深く関わりがあるとされています。

 

重度の肥満でどうしても改善しない場合、一つの選択肢として欧米では50年程前から行われている、胃を小さくしたり、腸を短くする手術が行われています。

 

減量手術は、日本でも30年ほど前から始まり、現在では先端医療に承認されており、大学病院でも実施例が増えています。

 

体重が150kgでBMIの数値が「45」以上の重度肥満の方で毎日の食事は6回、若くして糖尿病とも診断された方が、手術後に体重が100kg以下になり、糖尿病も改善して血糖値も正常範囲に収まっている例もあります。

 

 

 

胃の容積を小さくして食事の量を減らす手術

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スリーブ状胃切除術といって、胃の膨らんでいる部分を切除して胃をホース程の太さの筒状にすることで、食事の量を減らすための手術です。

 

三時間程度で終わる腹腔鏡手術で、腹部を大きく切らずに、小さい傷口で済み患者の負担も比較的少なく安全性の高い手術と言われています。

 

なお効果は個人差があるありますが、おおよそ半年から一年程度で体重が3割から4割程度も減少するという結果もあります。

 

入院期間は約一ヶ月程度で、費用は約60万円程度です。

 

海外では、北米を中心に年間40万件以上の手術が実施されている。

 

北米では、胃を小さくした上で小腸を切って短く繋ぎ栄養分の吸収を減少させるなどの手術が主流です。

 

わが国では、保険の適用で手術が受けられる基準は、BMIが35以上の人が対象となっています。

 

2011年では、自由診療も含めて約120件の手術が実施されました。

 
 

BMIの計算式

 

BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

 
 

 

 

先進医療としてスリーブ状胃切除術を実施している病院

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大分大学医学部附属病院

大分大学医学部附属病院

 

 

岩手医学大学附属病院

岩手医学大学附属病院

 

 

滋賀医科大学附属病院

滋賀医科大学附属病院

 

 

東北大学病院(宮城県)

東北大学病院

 

 

共愛会・戸畑共立病院(福岡県)

共愛会・戸畑共立病院

 

 

自治医科大学附属病院(栃木県)

自治医科大学附属病院

 

 

草津総合病院(滋賀県)

草津総合病院

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