腸内フローラが悪化は精神にも影響

週はじめの落ち込みや不安は腸内環境の悪化が原因

 

気分は腸内細菌が関係している 
 
順天堂大学とヨーグルトメーカーのダノンの共同研究で、一週間で何曜日が、一番落ち込みや不安を感じているかを調べた結果、第一位が月曜日、第二位が日曜日になりました。
 
日曜日の夕方は、翌日の月曜日から一週間の仕事に対して不安を自覚する人が多いことから「サザエさん症候群」などといわれています。
 
最多となった月曜日は「ブルーマンデー」ともいわれ、落ち込みや不安を抱えたまま出社したけど、これから週末までの長い一週間を考えると憂うつな気持ちになるというわけです。
 
更に調査対象者の腸内環境を調べた結果、月曜日や日曜日に不安や落ち込みを感じている人は、余り感じていない人や全くない人に比べて、腸内環境が悪い傾向にあることがわかりました。
 
内向的な性格の遠因になっている可能性があることも推察されました。

 

 

 
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リラックスホルモンのセロトニンが関与

 

第二位の脳といわれている腸には神経細胞が約1億個も集まり、イライラや不安を抑えるリラックスホルモンのセロトニンの9割以上が、腸管で生成されています。
 
腸内環境が悪玉菌優位の環境になれば、有毒物質が産生されてセロトニンの分泌が悪くなり、不足するため不安や落ち込みを感じやすくなるという研究者もいます。

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