熱中症の危険要因と程度 予防と対策


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衣服の素材や形状の選び方

 

衣類の素材や形状の選び方 

 

熱中症は、外気の温度と湿度が高く体からの熱放散が抑えられることでおこる場合とスポーツや肉体労働などにより体内の熱産生量が増大することによって起こる場合があります。
 
いずれにしても、体内で産生された熱量が体の表面から放散される熱量を上回り、体内に熱がこもることで起こる身体の適応障害です。
 
体に身に着ける衣服は、熱放散の皮膚を覆い、熱の放散を左右することから衣服の素材や形態の選択が重要になります。
 
熱暑環境下では、体の表面から熱をできる限り多く放散すること、体表に分泌された汗をできる限り速く蒸発させること、外部からの熱をできる限り体内に取り込まないように遮断することが重要です。
 
これらの条件を満たす衣服の条件は次のことがあげられます。

 

皮膚の露出を増やす衣服 タンクトップとショートパンツ

 

衣服は、体表を覆っているため皮膚からの熱放散や汗の蒸発を阻害します。衣服は保温性があり覆われている部分が多いほど保温性が高まるので、部屋などの屋内では、半袖、ショートパンツ、サンダルなど皮膚の露出面積が広いものを選びましょう。
 
暑熱下の環境では、特に頭部や首、四肢を露出すると効果的です。
 
衣服の面積を極力狭くするためには、タンクトップやショートパンツがおすすめです。

 

衣服と皮膚の間に空気層のあるもの

 

体温で温められた衣服下の空気は、衿や袖などの開口部から外に排出されます。
 
よって衣服と皮膚の間に空間があり、ゆとりが大きく衿や袖の開口部が広い衣服を選びましょう。
 
特に開口部は、上向きの開口部である首元や衿などが多きものが熱の排出効果が高まります。ムームーやカリユシなどは高い換気効果が期待されます。

   

衣服の通気性の良い素材を選ぶ

 

被覆面積を減少できない社会的な制約がある場合は、通気性の高い素材の衣服を着用しましょう。
 
通気性の高低を判断する場合、衣服の布地に口を当てて息を吹きかけて抵抗を確認することができます。
 
一般に糸が細く縦と横の糸密度が小さい布地ほど通気性が高く、織物では弱撚糸織物より強撚糸織物、大糸織物よりも細糸織物、紡績糸織物よりもフィラメント織物の方が通気性が高い傾向にあります。
 
局所的に清涼感を与える涼感スプレーなどが製品化されていますが、熱放散が促されているわけではないので、注意が必要です。
 
体の部位では、背中や胸、腰などの体幹部で発汗量が多く、蒸発しにくいため体の表面を流れ落ちて無効発汗となるため、無効発汗を防ぐためには流れ落ちる汗を衣服に吸収させて蒸発させる必要があります。
 
この点において衣服の生地の特性として吸湿性、吸水性、透湿性、乾燥性が高いものを選びましょう。

 

衣服の反射性と遮断効果の高いもの

 

 

 

暑さに関係するのは太陽光の赤外線ですが、衣服に赤外線が照射されると一部は遮断され、一部は吸収されて、残りは透過されます。
 
赤外線の遮断効果が高い素材の特徴は、反射性が大きく、吸収や透過が小さいものが有効です。
 
色では明度と関係が深く、白、淡色、濃色、黒の順に赤外線の反射性が高く吸収性が低いと言えます。
 
透明性については、明度が高いほど赤外線を通過しやすく、目の粗い素材ほど通過しやすいと言えます。
 
衣服以外に日傘も赤外線遮断効果が高く、通常の繊維よりも放射率の低いアルミの反射性を利用したシルバーウレタンコーティング素材も製品化されています。
 
太陽光には赤外線のほかに紫外線が含まれ皮膚の健康に大きな影響を及ぼします。紫外線のUVAは皮膚の真皮層のたんぱく質を変性させてシワやシミ、たるみなどの皮膚の老化を促進させます。
 
目に対しては白内障の原因になります。
 
帽子や日傘の他にも、日焼け止めクリームなどの対策が重要です。


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