腸内フローラ アレルギーを予防する幼少期の食べ物

アレルギーは幼少期に食べて予防

 

皮膚から侵入するとアレルギーを発症する可能性

 

アレルギーは幼少期に食べて予 

 

2015年2月、イギリスのニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌に、5歳までの幼少期にピーナッツを食べていれば、ピーナッツアレルギーが激減すると報告され医療関係者は驚いたと報告されています。

 

幼少期にピーナッツを食べた子どもの血中を調べたところ大幅にTレグ細胞(制御性T細胞)が増加していることが確認されました。

 

そして、アレルギーの多い卵や小麦についても全く同じ結果が得られています。

 

しかし、幼少の頃にピーナッツオイル入りのスキンクリームを使っていた場合は、口からピーナッツを食べた場合と全く逆の結果になっています。

 

つまり、皮膚から入った場合は、Tレグ細胞が作られず、アレルギーを発症する確率が高まったのです。

 

結論としてアレルギー物質が皮膚から入るとアレルギーになることが分かったのです。

 

 

 

 

皮膚のトラブルは早めにスキンケアを

 

皮膚の直下には、免疫細胞が控え臨戦態勢を整えています。

 

皮膚のバリアーが崩れて、異物が体内に侵入すると花粉などの害のない異物でも寄生虫のような害虫や有害な細菌だと認識して攻撃の準備に入ります。

 

異物の数が、一定量を超えると、免疫細胞は攻撃を開始するため、炎症が起きてアレルギー症状が起こると考えられています。

 

湿疹などの肌のトラブルは、アレルゲンのないクリームなどでスキンケアをして早く治すことが重要です。

 

皮膚科で受診して薬を処方してもらいましょう。

 

幼少期に食べて予防する方法が主流になる可能性

 

日本では、医師の厳重な管理のもとでアレルギー治療をすすめる「特異的経口耐性誘導」があります。

 

アレルギーの原因になっている食物を、医師の厳重な管理のもとで、微量から少しずつ増量して食べさせて、アレルギーの原因になっている食物に慣れさせる治療です。

 

本来は、アレルゲンになっている食物を避けて食べないことが基本でしたが、食べさせることでアレルゲンを克服する治療法です。

 

2014年10月から健康保険の適用になった舌下免疫療法もアレルゲンになっている花粉を体内に入れることで慣れさせて改善させる治療です。

 

今後のアレルギー治療の方向性として、将来的にアレルゲンになりそうな食物を幼いときから食べさせたり、細菌には触れあったりして予防する方法が主流になると考えられています。

 

ただし、独自の判断でアレルゲンになている食物を子どもに食べさせるのは厳禁です。

 

必ず、医師の管理下で治療として行わなければなりません。

 

重度の劇症アレルギーを発症して、生命に関わるケースも想定されます。

 

子どもの頃からの腸内環境が大人になっても引き継がれて健康を左右することが分かってきました。

 

大切なお子様の将来のためにも、今日から『善玉ガード』を始めてみませんか?

 

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