過去10年間の黄砂飛散状況

 

黄砂の顕微鏡写真

(環境省の黄砂パンフレットより)

 

黄砂飛散状況 

 

黄砂とは?

 

黄砂とは、中国大陸の奥地に位置するタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原などの内陸部の地域で、春になり雪が溶け、まだ草が生えていない状態で、気温が上がり地面が温められて上昇気流が起こり、砂が空に舞っているところに偏西風が発生するため、舞い上がた砂が日本の方へ飛来してきます。

 

近年、中国では経済発展に伴い森林伐採が進み地面があらわになるため黄砂が増える傾向にあります。

 

花粉の大きさは、100分の3mm、黄砂は1000分の3mmでとても細かい粒子です。

 

多い日は1平方センチ当たり2000個程の飛来が観測されています。

 

黄砂のピークは、3月中旬から5月中旬には、約2、3日に一回は日本のどこかへ飛来している計算になります。

 

黄砂の日本各地の年間飛来日数

 

過去10年の平均(1年間の飛来日数)

熊本県  11.0日

島根県   9.0日

福岡県   8.5日

大阪府   7.4日

石川県   4.8日

宮城県   3.3日

秋田県   2.3日

北海道   0.1日

 

北海道では、10年に一度飛んでくる程度となっています。

 

黄砂は、PM2.5と比較しても重さがあるため、北海道まではほとんど飛んできていません。

 

気象庁では、黄砂は3月中旬から多く飛んでくると予報しています。