世界では水が深刻化
生きていくために必要な水、日本では水に恵まれおり、日ごろから水不足の不安を感じることはほとんどありません。
地球は海水が96%を占め淡水はわずか4%しかありません。
この淡水には、北極や南極、グリーンランドの氷河なども含まれていますので、使用できる水は少ないのです。
18世紀の冒険家キャプテン・クックは「海に浮かぶ氷を溶かして飲み水にしたが、まろやかで体に良い」と述べましたが、海水が凍ってできた氷には塩分は含まれていません。
地球の汚染は年々深刻化しており、実際に使用できる水はほんのわずかしかありません。
水全体の96%を占める海水は太陽エネルギーによって常に蒸発をしています。
蒸発した水分は、まず雲になり、その後雨や雪になって再び海や地上などに降り注ぎます。
水が蒸発するときには、気化熱を奪い、水蒸気から水への変化では熱を放出します。
この水と蒸気の繰り返しの循環が地表の温度を一定に保つ役割を果たしています。
世界に目を向けると水不足が深刻となっている地域が沢山あります。
世界では5人に1人が生活に必要な水の確保ができないのです。
汚染水による感染症などで毎年400万人が死亡していると推測されています。
このような実態から21世紀は水紛争の時代ともささやかれています。
地球の表面は7割が海洋で、惑星の中でも唯一地球だけが豊富な水でおおわれています。それは何故でしょうか?実は神様の存在を認めない限り、納得できないくらいの多くの偶然が重なっています。太陽から地球までの距離や地球自体の質量や重力など多くの条件が偶然にも重なり地球は豊富な水分を保有する惑星になったといわれ...
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雨は大気中の有害物質を取り込みます海水や河川、湖沼等から蒸発した水蒸気は雨となって降り注ぎます。降り注ぐ過程で大気中に浮遊している様々な物質を取り込んで海洋や地表に落ちて来ます。例えば、飛行機が排出した排気ガスに含まれる有害物質は体内に取り込まれれば健康被害を起こすリスクが高まります。自然現象だと火...
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増え続ける世界の人口が水不足の原因日本では、水道の蛇口をひねれば、国の水質基準を満たしたきれいな水を簡単に、しかも豊富に得る事が出来ます。しかし、世界に目を向けると大気汚染や工場の排水によって水の質が悪化し生活用水として使用できる水の減少が続いています。水不足の原因のひとつは世界人口の増加です。また...
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酸性雨は工場からの排気や煤煙、車の排気ガスが原因海洋や湖沼、河川から蒸発した水分は、地球規模の循環システムで蒸発した海洋や地表へ戻ります。この循環の中で様々な物質が水に取り込まれます。蒸発した水蒸気は大気圏内で凝結して雨となり海洋や地表に降り注ぎます。工場からの排気や煤煙、車の排気ガスの主な成分は、...
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地球は水の循環システムによって人間をはじめとした動物や植物の生命を維持しています。雨は地表に落ちると浸み込んで水を通さない地層まで到達した後、地下水となって地表に沿って地中を流れます。地下水は飲み水や酒造に適している地下水は何層もの地層によってろ過されるので、飲み水としてもきれいな水になります。また...
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河川の汚染は化学洗剤昔は生活排水として、残飯以外の食器に付いた食べ残しは、洗う時に河川に直接流されていました。河川に住む魚を初めとした生き物も流れてくる豊富なエサを食べて育ち、育った魚は食卓にも並べられました。この循環は非常に合理的であったと云えます。1955年頃の高度経済成長の時期に漂白剤などの強...
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家庭の排水が水質汚染につながる日本の水道のはじまりは、徳川幕府の初期までさかのぼります。当時、幕府が置かれた江戸に住む町民の生活用水を確保するために神田上水、玉川上水などの水源から傾斜を利用し水路が造られ民家に供給されました。上水という名称も水源との位置関係から名付けられたのでしょう。昔は、きれいな...
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水道水の水源の分布蛇口から供給される水道水は水道局の厳格な水質管理のもとに浄化された安全な水です。この水道水の水源はどこにあるのでしょうか。水道水の水源は次のように分布しています。地表水 @河川水 25.7% Aダム湖水 46.7% B湖沼水 1.3%伏流水 3.7%地下水 ...
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日本とは異なる世界の水事情島国の日本は昔から水不足の心配はほとんどありませんでした。しかし、稲作が盛んだった時代、水田地域では所有する田んぼに水を導きたいため、水の争いがあったようです。我田引水や水掛け論などの言葉は争いがあった事を裏付けています。世界では、河が国境をまたいで複数の国家を流れているた...
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