エコノミークラス症候群の予防には水分摂取?
エコノミークラス症候群になる原因
原因の一つには、長時間にわたって同じ姿勢で座り続けていると血液の循環が滞り、重力も影響し足に血液が停滞して血栓が出来やすくなります。
長時間のフライト後に足がむくんだという話は良く耳にします。
もう一つの原因は、機内の空気環境にあります。
機内の湿度は約10%で砂漠にも匹敵する程の極端な乾燥状態にあります。
更に、酸素濃度は地上の8割しかなく、気圧も地上の1気圧に比べ0.8気圧しかありません。
この環境は、富士山の五合目辺りと同じで高山病を引き起こしかねません。
フライト中は、皮膚や呼吸器から水分がどんどん蒸発していきます。
機内でエコノミークラス症候群を起こさないためには、どの様にすれば良いのでしょうか。
エコノミークラス症候群の予防
座席に座り続けて動かないとエコノミークラス症候群になる可能性が高くなります。
定期的に座席を立って通路を歩きましょう。
また、アキレス腱やふくらはぎを伸ばす程度でも効果がありますので足のストレッチを行いましょう。
飛行機に搭乗する前には水分補給をしておき、搭乗してからも、一時間おきに水を補給しましょう。
補給する水の種類
機内の過酷な環境で出る汗は、スポーツの汗とは成分が異なります。
スポーツの汗は、ナトリウムを初めとしたミネラル分を多く含んでいますが、機内で排出される汗は、水に近いので、スポーツドリンクではなく、普通の水を補給しましょう。
ビールやサワーなどのアルコール類やコーヒーは、一見水分補給に効果がありそうですが、どちらも利尿作用があるため、脱水症状を起こす可能性があり極力避けた方が無難と言えます。
特に中高年の女性は、トイレに行く事が面倒なため水分摂取を控える傾向がありますが、危険ですので時間を決めて計画的に水分を摂取しましょう。
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