毎日足を洗い、靴を履き替えて水虫を予防
毎日足を良く洗うこと
通常、白癬菌が人の皮膚に侵入するまでには最低でも24時間はかかります。
毎日欠かさずに石鹸で足を洗う習慣を身につければ水虫にかかる可能性はかなり低くなります。
水虫に感染している人は裸足で歩いている時には白癬菌をばらまいていると考えてください。
自宅やフィットネスクラブ、銭湯のバスマットやスリッパなどには白癬菌がうようよいると思って間違いありません。
皮膚の表皮に侵入するといわれている24時間以内に石鹸で洗い流しましょう。
洗った後は乾燥させて下さい。繰り返しになりますが、白癬菌は湿気が大好きですので指の間もしっかりと乾燥させましよう。
キズをつけないように洗いましょう
足の洗い方には注意が必要です。
特に足の指の間の股は皮膚が柔らかくとてもデリケートなので強く擦るように洗うと皮
膚にキズをつけて白癬菌が侵入しやすくなります。
通常は白癬菌が侵入するまでに24時間近くを要するといわれていますが、実験の結果、キズ口からは半分の12時間程度で侵入することがわかっています。
指の間以外にも、皮膚を擦りすぎると皮膚の表面が乾燥して、ひび割れを起こして白癬菌に感染しやすくなりますので注意が必要です。
洗うときは石鹸で泡立てて優しくなでるように洗い、決してゴシゴシと擦らないようにしましょう。洗った後はしっかり乾燥させてください。
靴を毎日履き替えましょう
梅雨を思い浮かべてください。
靴の中のジクジクした環境は水虫の原因となる白癬菌が大好きな環境で活動が活発になり増殖をします。
水虫が日本に定着したのは第二次世界大戦中に兵隊さんが履いていた軍靴が原因です。
当時は野戦ともなると何日も分厚く密閉性の高い軍靴を履いて飛び回っていたため白癬菌が増殖し軍隊の仲間にも水虫が一気に広がりました。
水虫は湿気が大好きですので湿気の多い環境を変えて乾燥させると白癬菌の活動は低下します。
梅雨から夏場にかけては汗を多くかくため靴の中の湿度は、ほぼ100%になります。
この時期には、出来れば靴を3足用意しておいて毎日履き替えましょう。
その日に履かない靴は乾燥させれば白癬菌の増殖を抑えることができます。
また、ビジネスパーソンは事務所などでは通気性が高いサンダルなどに履き替えることで足を乾燥させることで白癬菌の増殖を抑えることができます。
この様に足の水虫である足白癬の予防は足を毎日洗って乾燥させて清潔に保つことです。
家族に水虫患者がひとりでもいると、白癬菌をばらまいて家族全員にうつりますので治療することが重要です。
むれにくい靴を選ぶ
水虫は湿度が高い環境が大好きです。
靴を履き足が蒸れた状態は水虫の格好のすみかになります。
先の尖った形状の靴は爪先に負担がかかって傷が出来ることがありますが、傷口から白癬菌が侵入しやすくなります。
女性のハイヒールやブーツは水虫の温床になります。
体の部位で一番むれやすい足をむれにくくするには靴の素材やデザインが重要な選択になります。
ハイヒールは先が細くなっていて爪先に体重がかかるため足の指が密着して蒸れやすくなります。
また、同じ部位に圧力がかかり続けるためキズができやすく白癬菌に感染しやすくなります。
水虫予防の靴は爪先が広く足の指がゆったりとして動かせて指間に汗をかいても乾きやすいデザインがおすすめです。
事務所などでは通気性の良いサンダルなどに履き替えることで増殖を予防することができます。
また、靴下はナイロン性のものは避けて綿やシルクが通気性に富んでいます。
5本指のソックスは足の指間に湿気がこもらず、汗を吸収してくれるので汗をかきやすい方にはおすすめです。