
薬を使わずに水虫を治療する方法
医学や科学が進歩しているにも拘らず、水虫の特効薬が発明されたという話は聞きません。
それだけ水虫菌が頑固で強力であるということでしょう。
日々の生活で清潔に心がけ、通気性を保っていれば水虫菌である白癬菌が皮膚に付着しても感染することはありません。
しかしながら、一日中靴を履いているサラリーマンには職業病的な風潮がありましたが、最近では、女性の社会進出やブーツを履く女性が多くなり、水虫は男性だけの悩みではなくなりました。
足は夏だけでなく、冬場でも汗をかき蒸れやすいところです。靴下の生地を綿製のものにしてもやはり水虫には住みやすい繁殖しやすい環境が整っているわけです。
色々な水虫薬を試した方も、皮膚科の診断を受けて処方された薬を付けたり飲んだりした方でも、いまだに完治していない方も多いと思います。
薬を使わずに自分で水虫を治療する方法をご紹介いたします。
実は私自身も水虫になってしまいました。仕事から帰り疲れていたので、丹念に指の間を洗うのを忘れていたら親指と人差し指の間が痒くなり、表皮がはがれていて、薄赤い身が見えている状態でした。
完全に水虫の悪化状態で、ショックでした。指と指の間を毎日綺麗に洗っていないと角質を落せず、体が疲れ抵抗力が落ちている時に皮膚が再生するサイクル(ターンオーバー)が乱れて水虫菌が蔓延ったのです。
角質が残り皮と身の間のところが水虫菌の格好の住処となります。
ですから皮膚の状態を良くするだけでも水虫を退治できるのです。
お風呂に入った時は殺菌作用のある石鹸で丁寧に指の間をやさしく洗いましょう。
ボディーシャンプーを使う場合は、天然界面活性剤を基調にした石鹸成分と酵素の働きを活かした物が良く、これで角質や垢や汚れ、酸化した皮脂をしっかり落とすことができます。
やさしく洗う事がコツで、洗った後はしっかり洗い流しましょう。
長年にわたり水虫で悩んでいる方は、角質層の奥深くまで水虫菌に侵されている事が多いので早い効果を実感できないかもしれませんが、根気強く継続して下さい。
角質層がターンオーバーするまかなりの時間が必要になります。
しっかりと水虫を治療しようとお考えの方は是非とも丁寧に水虫を洗って清潔する治療法を実行してみましょう。
みずむし治療は徹底しましょう
しつこい水虫菌に困っている方は、しっかりとしたお手入れと根気の治療で治しましょう。
徹底した治療のキーワードです。
@患部を乾燥させましょう。
足は汗をかきやすく湿気が多い部分です。
お仕事には予備の靴下を準備しておき、汗をかいたら履き替えましょう。
また患部を洗った後は水分をしっかりふきとり常に乾燥させましょう。
A清潔に保ちましょう。
石鹸は弱酸性が良いようです。
お風呂で余り強くゴシゴシとしてはいけません。
優しく洗いましょう。
B冷涼に保ちましょう。
自宅では、夏場は特に指間の風通しを良くするため素足で過ごして冷涼な環境に保ちましょう。
C兎に角根気が必要です。
水虫の治療には絶対に根気が必要となります。
水虫薬はいくつかの種類がありますが1日に2〜3回薬を塗りましょう。
良くなったと思っても水虫菌はまだ生きています。
重要なポイントは症状が無くなっても1ケ月は薬を継続的に使い続けましょう。
※薬の上手な塗り方
@お風呂上がりに薬を塗りましょう。
お風呂から上がった後は、皮フが清潔で柔らかくなっているので薬の吸収も良いようです。
お風呂ではゆっくりと綺麗に洗い、洗った後は乾いたタオルで水気をしっかりと拭き取ってから塗り薬を使いましょう。
A薬は広範囲に塗りましょう。
水虫は見える患部の部分だけでなく、例えば足首から下を塗るようにしましょう。
薬を広範囲に塗ると水虫菌を退治できます。
B傷はキズ薬で治しましょう。
足の踵などがひび割れていたり、爛れて傷になっている箇所は傷薬で治してから水虫薬を使用しましょう。
痒くてかきすぎて傷になってしまった場合も同じです。
水虫退治の基本は根気です。
民間療法での水虫治療法
昔から、水虫の民間療法は色々と考案されて伝えられてきました。
私もしつこい水虫に長年にわたり悩まされ続けて完治するまで相当な時間がかかりました。
その当時は水虫の治療薬もなく、水虫程度くらいの感覚でしたから、でもとても痒くて民間療法にも頼ってみました。
祖母にお酢が効果があると聞きお酢を患部に付けたこともありました。
ある時は別の人から熱い砂浜を素足で歩けば水虫の菌が死んで治るとアドバイスを受けて我慢して熱い砂浜を歩いたこともあります。
またニンニクが良いと聞けば、ニンニクを塗ったこともありました。
さらに除菌するには、クレゾールとも言われて、とても臭いニオイを我慢して塗ったこともありました。
それぞれ症状が一旦は軽くなるのですが、ある期間が過ぎる水虫菌が活発に動きはじめてくるといった繰り返しで水虫と闘っていました。
私の周りにも民間療法で水虫が治った方もいましたが、でも水虫の菌である白癬菌は皮膚の角質の奥の奥まで浸食いたしますので、お酢やニンニクは角質の薄い所の「白癬菌」には効きますが、角質の奥の奥まではエキスが届かないので民間療法の限界があると言えます。
水虫には指の間や土踏まずに出来る水疱型などがあり、昔から伝わる民間治療はあります。
しかし、一時的にかゆみが止まったり、水ぶくれが治りますが、一時に治ったように感じるだけで、症状が再発した時は踵の角質に白癬菌が移行していたりとか、爪と皮膚の間にできる爪白癬になってして、更に治りにくくなったりします。
民間療法も参考にしながら、一旦かかると完治しにくい水虫。
現在は水虫の治療法はたくさんあります。
また効果のある薬もありますので自分にあった治療法を探しましょう。
