1985年に環境庁は、日本の名水100選を決定して発表しました。
100選に選ぶ条件として、
@身近で清澄な水
A昔から地域住民の生活にとけこんでいる
B住民自身による水の保全活動が行われている
以上の基準に沿って調査し決められました。
選ばれた名水は、地下水や湧水が多く、河川も清らかさを保つ活動がされている地域が選ばれています。
日本では、高度経済成長期に河川や海の汚染が進みました、近年はその反省から、清らかな河川や海を取り戻す活動が増えてきました。
100選に選ばれた中には、条例で水質や景観の保全をすすめる事を制定した仙台の広瀬川があります。
また、岐阜の長良川は100選の他にも1998年環境省認定「日本の水浴場55選」に選ばれ、2001年には「日本の水浴場88選」に全国で唯一河川の水浴場に選定されています。
風景がヨーロッパ中部を流れるライン川に似ていることから志賀重昂によって日本ライン川と命名された木曽川など日本を代表する河川も選ばれています。
名水100選は飲料水に限定された訳ではありませんが、地下水や湧水は美味しい水として知られています。