日本料理と西洋料理の比較では、硬水? 軟水?
日本料理と西洋料理、それぞれの料理に使用する水は、軟水と硬水どちらを使うと美味しく作れるのでしょうか。
一般的には、日本料理には軟水、西洋料理には硬水が適しているといわれています。
その土地の料理は、その土地の水が一番適しているといわれてる所以です。
日本料理のダシの味を引き出すには軟水が適しているようです。
野菜を煮たり、スープにする時は、軟水を使用したほうが旨味がしみて、野菜も柔らかくなります。
西洋料理である肉料理やパスタやパエリアなどには硬水が適しているといわれています。
肉を加熱すると、固くなる成分が出てきますが、硬水を使えば、その成分と硬水のカルシウムが結合して灰汁となり排出されますので、肉の仕上がりが柔らかくなります。
シチューなども同様に硬水を使用したほうが、肉が柔らかくなり、スープに溶け出した肉汁の旨味がでます。
日本茶とコーヒーの比較では、硬水?軟水?
日本茶では、硬度が高くなると旨味が減少する傾向がありますので、軟水が適しています。
軟水が多い土地で育った茶葉はやはり、日本の軟水が一番適しているようです。
コーヒーでは、マイルドな苦味を好む方は硬度100程度の中硬水が適しているようです。
また、苦味と強い香りを味わい方には硬度300程度の硬水が適しているようです。
コーヒーは、味覚や香りに個人差がある飲み物といえますので、硬水と軟水どちらが良いとは、一概に言えない側面があります。
嗜好品ですので、自分にあったミネラルウォーターを探すのも楽しいと思います。