微小粒子状物質「PM2・5」の対処法、予防法

 

顕微鏡写真の微小粒子物質「PM2.5」は髪の毛の約50分の1と微小な粒子です

(東京都のホームページより)

 

微小粒子状物質 

 

中国国内の独自規制には期待出来ない! 個人で対策を!!

 

2013年3月の第12期全国人民代表大会で環境保護省次官は「深刻化する大気汚染は問題であるが、中国は今後も更なる経済発展が予想されており、伴ってエネルギー消費の増大が予想されるため環境問題の根本解決は難しい、これ以上の悪化を防ぐための対策に力を入れたい。

 

自分も新鮮な空気を吸い青い空を見たいが経済発展と環境保護を両立させることは難しい」と述べました。

 

環境保護省次官の具体策として、

 

@汚染物質の排出規制、

 

Aガソリンの品質基準の強化、

 

B観測地点を今の倍190都市にするなどを発言しました。

 

中国の共産党の役員幹部に石油業界の幹部が就任しており、石油業界の利益圧迫となる「ガソリンの品質基準の強化」は難航すると思われます。(ちなみに、中国ではガソリンやディーゼル油などの燃料の精製基準が低く、我が国や欧米などの先進国の基準と比べると、ガソリンは15倍、ディーゼルは11.4倍の硫黄が含まれていることが大気汚染の大きな問題となっている。)

 

以上のことより、中国から飛来しているPM2.5は当面、収束しないと考えたほうが良さそうです。

 

経済発展と利益優先の中国では、自国民はおろか隣国や他国を思いやる精神は無さそうです。

 

日本政府も濃度が高い時に注意を呼びかけることくらいしか出来ません。

 

自分の身は自分で守るしかありません。PM2.5を体内に取り込まないように予防と対策をしましょう。

 

エアモンはコンパクトなPM2.5の測定器

 
PM2.5の濃度を十数秒の短時間で測定する一辺の長さが約6センチの手のひらに乗る大きさの優れものです。
 
事前にダウンロードしたスマホに導入したアプリを起動してスマホのカメラでエアモンのQRコードを読み取ると測定を開始します。
 
内蔵のファンが回って空気を吸い込みデータは近距離無線「ブルートゥース」でスマホに転送し、画面に表示されます。
 

 

 

PM2.5 対策と予防法 Q&A

 

Q.人体に影響が出るのはなぜですか?

 

 

A.体内に異物が入ると免疫機能が働き異物を排除しようとします、この時にせきやクシャミ、鼻水、涙、目の痒みなどを発症します。

 

大気汚染の根源となっている微小粒子状物質PM2.5は、呼吸によって体内に入るとぜんそくや気管支炎などの呼吸器疾患や心臓や血管の循環器疾患を引き起こす可能性が有ります。

 

さらには長期的には肺がんをも引き起こす可能性が指摘されています。既にぜんそくや呼吸器系、循環器系に疾患がある方は特に注意が必要です。

 

日本へのPM2.5の飛来は、既に10年位前から観測されており、3月から6月にかけての偏西風の季節に最も多く飛来してきます。

 

問題のPM2.5は、微小粒子状物質と言われ、髪の毛の50分の1程度の小さい微粒子であるため、普通のマスクでは防御できません。

 

PM2.5の予防法についてご紹介とます。花粉や放射性物質の対策、予防法とほぼ同じです。

 

花粉は毒ではありませんが、今回のPM2.5は人体に有害な物質ですので、接触しないように注意をする必要があります

 
 

Q.予防法、対処法などの対策はありますか?

 

 

A.PM2.5は、花粉と違い、有毒ですので花粉症対策の様に薬やサプリメント、有効な食べ物はありません。

 

とにかくPM2.5や黄砂を極力体内に取り込まないことに集中することが大切です。

 

中国から飛来してくるPM2.5や黄砂は、気象条件により日々変化します。

 

特に3月から6月は、西からの吹く偏西風により中国から飛来してきます。

 

日々の飛来状況を確認して防御のための対策を実行しましょう。

 

考えられる予防法や対策を列挙しておきますので、実行しましょう。

 

 

@オーダーメイドマスクが有効

 

中国発のPM2.5には発がん性物質が含まれています。

 

「鼻柱」「ほほ」「あご」の部分が肌と密着していなければ、マスクの隙間からPM2.5が侵入してきます。

 

マスク製造会社の実験では、マスクが肌に密着していなければ体内に浸入する量はマスクをしていない場合と殆ど変わらないことが証明されています。

 

「ピッタリッチ」のオーダーメイドマスクが人気です。しっかり対策しましょう。

 

鼻の高さや横幅など5カ所を測って作るオーダーメードのマスクです。

 

鼻とほおの部分に形状記憶ワイヤが採用されており、顔にフィットしたまま型崩れしません。

 

 

A 外出時には、「つばのある帽子」をかぶる。

 

 

B PM2.5の数値が高い時は外出を避ける。

 

 

C 換気扇をつけない。

 

 

D 外出先から帰ったら顔や目を洗い、鼻呼吸をしているので鼻内部の粘膜にPM2.5やウイルスや花粉などの有害物質が付着しています。早めに洗い流しましょう。

 

 

■鼻洗浄のポイント

 

食塩がある場合

 

20度程度の水500mlに食塩を溶かして、生理食塩水を作り、ペットボトルに満たし、片方の鼻の穴にあてて、やや上向きの姿勢をとり、鼻に注ぎ込みながら「あー」と声をだすと、鼻から喉へ流れ洗うことができます。

 

もう一方も同様に鼻うがいをして、最後に鼻を噛めばスッキリします。

 

外出先などで食塩がない場合

 

排出させる方法として、両手の平の器を作って水を満たし、鼻を吸って鼻道へ少しの水を入れ、水と一緒に鼻を噛みます。(注意:鼻道に水を入れ過ぎるとむせる)

 

お子様や女性には、鼻洗浄器がお薦めです、スマートに気持ちよく鼻の内部を洗浄することが出来ます。

 

 

E 外出する時には、上着はPM2.5が生地に入り込まない表面がツルツルしたポリエステルなどにする。

 

 

上着をセーターなどにすると繊維間の隙間にPM2.5が入り込んで部屋まで持ち込んでしまいますので注意が必要です。

 
 

F 帰宅したときに玄関に入る前に外で服に付いたPM2.5を揺すって落とす。

出来れば上着は玄関にかけておき部屋の中まで持ち込まない。

落とすときは、勿論PM2.5対応マスクを着用する。

 

(注意:花粉は、叩いて落としますが、PM2.5は花粉よりもずっと小さく軽いためそっと揺するようにして落としましょう。花粉よりも長時間空中を舞っていますので、吸い込んでしまう可能性が高いと言えます。)

 
 

G 洗濯物は外に干さない。

 

 

H PM2.5が家に入ってきた場合はぬれた雑巾などで床を拭く。

 

 

I 露天物の葉物野菜は、丁寧に水洗う。

しかし、完全落とすことは不可能と思われる。

キャベツは、一番外側から外2葉程度は外して破棄する。

 

 

J 部屋には空気清浄器を設置する。

 

 

花粉とPM2.5、インフルエンザ対応グッズのご紹介

 

微小粒子状物質PM2.5は、花粉と比べても小さく軽量であるため長期間空中を舞っています。

 

空気清浄機は数分でこのPM2.5の集塵、除去に優れた効果を発揮します。

 

マスクは顔との隙間から有害物が侵入しますので、顔に密着しつつ、かつ呼吸をしやすい口の部分が立体的な構造の製品がお薦めです。

 

鼻洗浄は、真水だと粘膜にしみてツンとした痛みがありますが、薄い濃度の食塩水を使えば多少緩和されます。

 

また、専用の鼻洗浄器は子どもや女性にも無理なく気持ち良く鼻の粘膜を洗浄することが出来ます。